学校が出す騒音を何とかしよう。

学校への苦情や意見は無視されやすいものです。
生徒の保護者ですらモンスター扱いするところですから。
そこで発想の転換!
クレーム内容そのものを世間に公表してしまいましょう!

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    2019/03/17 (日) | -
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    10月29日(木)のNHKの「クローズアップ現代」で「子どもって迷惑? 〜急増する保育園と住民のトラブル〜」が放送されました。

     この中で行政と地域住民が話し合いで合意した実例を紹介しています。
    折り合いはどこに 対話続けた住民と保育園

    話し合いを続けること1年。
    回数を重ねるうちに合意点が見い出されていきます。
     
    子どもたちの声がうるさいという意見に対しては、当初、道路に面していた園庭の位置を変え、声が外に直接響かないように変更しました。
     
    日当たりが悪くなると訴える住民のためには、敷地を掘り下げ建物の高さを抑えることで、日当たりの確保にも努めました。
    こうした変更点は、実に7か所にも及びました。
    住民たちは、自分たちの意見に耳を傾ける姿勢に好感を持ち始めたといいます。

     
    前回の記事で扱った中野区の事例のような行政側の一方的な姿勢に比べればはるかにマシではあります。

     この保育園の場合、事前に住民側の意見を十分聞いてから作られたということなのでそこは評価出来ます。

     しかし、「話し合えば全ての地域住民が合意してくれる」というのは疑問です。
     上手く行った例として紹介されたのに、この保育園の名称がふせられているのも気になります。
     実はこの保育園を快く思っていない住民がまだまだいたりするのかもしれません。

     この世田谷区太子堂にある保育園の事例を見て、まず思ったのは「なんだか眉唾だな」ということ。
     実は私、この三軒茶屋近辺のあたりはよく足を運ぶ地域なのです。
     それでこの保育園のあたりのことも多少は知っていたりします。

     番組では伏せていたようですが、実はこの保育園のすぐ隣の家はかなり老朽化した家屋で、数年前から空き家になっているようです。
     それが保育園の騒音のためかどうかまでは確認出来ませんでした。
     航空写真で見ればお分かりのようにこの家屋のお陰で園庭の騒音が表の通りに伝わらないようになっているのです。



     しかし、「この家に住みたいか?」と問われたらどうでしょう?
     よく近くに騒音施設ができると不動産の資産価値が下がると聞きます。
     もしかしたらこの家も買い手がつかないのかもしれません。

     あとこの番組には近隣住民の代表として二人のキーマンが登場します。
     (番組内ではお二人とも実名で登場するのですが、この記事ではあえて仮名とさせていただきます。)

     その一人が元反対派住民のA氏。

     「トップダウンでくるのはいかがなものかと思った。
    直近(近所)の人からすれば、騒音の問題にうるさくなっていたり、自転車の往来を心配しなきゃいけない。
    お年寄りが多い地域なのでね。」

     この方は、以前は保育園の建設に反対されていたそうです。

     それが話し合いを重ねた結果、以下の様な変貌ぶり。

     「地域的には(保育園を)持ってこられちゃ困るっていう意見は当然あるけど、もっと広域的には(保育園が)なきゃいけないという考え方が当然あるので、感情論だけで最初から最後まで(反対)っていうようなことを通しても、その意見は聞き入れないよね、普通。」

     これは実際に毎日騒音被害に悩まされている人間が言える意見ではないと思います。
     反対意見を感情論とまで言い切ってしまうくらいですから。
     私が思うにこの方は、話し合いが進むうちにご自分の家にはさほど騒音被害が及ばないと判断しただけなのではないだろうか?

     そしてもう一人が仲介役を買ってでたというB氏。
     この方の台詞もまた、実際に毎日騒音被害に悩まされている人間のものではありませんでした。
     町の将来像にまで言及できるなんてかなりの余裕と言えるでしょう。

     「子どもの声のしない町には未来がないというのが僕の心情です。
    子どもは声を出すことで成長していくんじゃないですか。
    声がうるさいのは、自分たちの将来にも関係している。」


     「何だよ。下の谷商店街じゃないか」
     このB氏が番組で最初に登場した場所です。
     下の谷商店街にあるこの場所は、くだんの保育園から直線距離で100m以上は離れています。
     番組では当然カットされていたようですが、歩いて3〜4分くらいは掛かるはずです。
     なるほどこれだけ離れた場所に住んでいれば子供の声も気にならない訳です。
     まあ、ご自身に被害がなければ好きなように綺麗事が言える訳です。

     このように近隣住民と一口にいっても、騒音施設のすぐ隣に住んでいる人と数10m離れたところに住んでいる人では意見が違って当然です。

     そしてこの番組には、逆にすぐ隣や向かいに住んでいる方の意見は出てこないのです。


     
     この番組は典型的な弁証法的な構成でした。
     弁証法は対立する2つの意見を止揚して新しい結論を導き出すための哲学的手法です。
     アリストテレスはこの弁証法を「蓋然性の論理」といって嫌ったそうです。弁証法にはごまかしの入る余地があるのだとか。

     「待機児童のためと称して保育園をところかまわず増やそうとする行政」と「騒音被害に苦しむ住民」の対立がいつの間にか「地域の将来像」みたいな話にすり替わっていました。
     だから番組の感想としてはなんだか上手くごまかされた感じがするのです。

     行政側の一方的なゴリ押しに比べれば、徹底的に対話を重なるほうが良いに決まっています。

     しかし、そもそも静かな住宅街にわざわざ騒音施設を作ろうというが間違いなのです。

     そもそも行政と保育園の経営者が、もっとふさわしい場所を慎重に選んでいればトラブルなど起きないのです。

    JUGEMテーマ:社会問題
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      2014/11/11 (火) 14:00 | 保育施設を考える
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        2019/03/17 (日) 14:00 | -
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